■
ボルカン・バルー国立公園
パナマで唯一の火山で、パナマの最高峰、3478mのボルカン・バルー山が真ん中にある国立公園です。公園のほとんどがその山のふもとになります。コスタリカと二分しているアミスタット国立公園とボケテの間に位置しています。山の頂上からは太平洋とカリブ海の大西洋が一望できます。近郊の町はボケテと同じように、カルデアの中にあり、気候が涼しいのと火山灰の肥沃な土地のため、野菜、果物、花などの生産や牛、羊の家畜、競争馬の飼育もおこなっています。しかし、何といっても、風光明媚さと野生生物の宝庫ということで、西洋風なロッジが整い、観光客の魅力の的になっています。世界一美しい鳥ケツァールやピューマなどの動物の生息地でもあります。アミスタット国立公園から始まってボケテの方へ向かい、ボルカン国立公園を横切るいくつかのトレッキングコースが見どころです。中でも、ふもとにあるボルカン湖に通じるトレッキングコースは地域特有の鳥が見られ、バードウォッチングは最高です。アメリカレンカク、ミカズキシマアジ、メンカブリオタテガモなどの水鳥や、バラノドカザリドリモドキ、アカハシムナフチュウハシ、キバシミドリチュウハシなどの珍しい鳥にお目にかかることができます。
ボルカンバルー国立公園
特徴は、黄色いくちばし、褐色の頭、青い喉ですが、全体が緑です。オオハシの中は、体長約30cmでやや小型です。大体高い山のふもとや高地に棲んでいて、あまり目立ちません。鳴くときは甲高い、つんざくような声で鳴くそうですが、その鳴き声は聞いたことがありませんでした。
ボルカンバルー国立公園
だいたい山のふもとに生息しています。赤い首と長い赤い口髭、その間が白、喉や下部は黒い筋が入り、上部全体の羽はオリーブかかった金色が特徴です。描かれた鳥は雌なので首しか赤くありません。パナマにはほとんどこれと色と形が似ていますが、多少違っている種類のキツツキが沢山生息しています。
ボルカンバルー国立公園
パナマ西部に生息している鳥です。東部に見られるムナフチュウハシと形は同じですが、嘴は赤く、非常にカラフルで、腹の赤い帯は鮮やかです。高い木の上を群れをなして戯れていました。最近、森林破壊で数は減少して、なかなか見られなくなっています。以下は、この地域で見られた鳥の種類です。
バン バクムジツグミ
シロビタイシャコバト キタミズツグミ
ハラグロオオコノハズク ルリカタフウキンチョウ
アカカオカマドドリ キンズキンフウキンチョウ
キバシミドリチュウハシ ギンノドフウキンチョウ
ムナグロルリサンジャク チャガシラフウキンチョウ
シマクマゲラ カワリヒメウソ
ヒメオニキバシリ オビナシショウドウツバメ
シマガシラオニキバシリ アカハシムナフチュウハシ
ハイイロヒメアリサザイ