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サンロレンソ国立公園（１）
この公園はサンロレンソ要塞を囲んだカリブ海側の小さな地域を範囲にしています。パナマ市から運河に沿って北上すると、カリブ海側の運河の入り口にやってきます。その運河を橋で横切ると、車で10分ほどで、運河の突端にあるサンロレンソ要塞にたどり着きます。ちょうど高い崖から海を見下ろすような位置で、いくつもの入り江がジャングルに覆われ、美しい景色に圧倒されます。イギリスなどの海賊からパナマ市を守るために、ここに要塞が築かれましたが、17世紀、海賊に突破されて、パナマ市が破壊された歴史が残っています。そこから西に向かってジャングルで覆われた道路を車で入れば、アチオテ・エスコバルロードになります。このロードは、バードウォッチャーが必ず挑戦するパイプラインロードと並ぶバードウォッチングの絶好のスポットです。車が二台すれ違える広さの舗装された道路がスポットなので、素人でもすぐ鳥を捉えることができます。おまけに、電線が道路に沿って通っているので、電線に鳥があとからあとから止まりに来ます。苦労せずに鳥を観察できるのはここしかありません。カリブ海側でよく見られる鳥や、さらに進むと、奥は湿地帯なので水鳥も豊富にみられました。牧場もあり、牛の周りをサギが餌をついばみ、のどかで、牧歌的な部落も非常に印象的でした。
カリブ海側の、特に運河流域で見られる地域特有の鳥です。非常に遠くから見れたので、うっかりすると見逃してしまいそうでした。黒の体に、喉の赤紫色が目立つのが特徴の珍しい鳥で、その紫の羽が逆立って挑発的になるときもあります。
明るい場所で枝から枝へ移るので良く目立ちます。同じムクドリモドキの仲間の中では、頭がオレンジ色なのと、黒とオレンジ、黄色のコントラストがはっきりしていて、きれいです。アメリカでも同じ色のムクドリモドキをよく見たことがありました。
サギの中ではやや大きめで、頭が褐色、体が茶色で、きれいで存在感があります。いつもは背中を丸めていて小さく見えますが、背中を伸ばすと長い首になります。近づいてもあまり動かないので、じっと見つめていることができます。背中から腹にかけての筋が虎の筋のように見えます。以下はこの地域で見られた鳥、動物です。
ナンベイレンカク シマアリモズ
ズグロトラフサギ ハイイロアリモズ
ナンベイアオサギ オリーブタイランチョウ
アマサギ キバラヒタキモドキ
オオアオサギ キバラオオタイランチョウ
シロトキ キバラブチタイランチョウ
アメリカグンカンドリ ブチタイランチョウ
カッショクペリカン オオハシタイランチョウ
ハイイロノスリ シロクロオオガシラ
ヒメハイタカ ハマダラヒラハシハエトリ
キバラカラカラ キバラシラギクタイランチョウ
ハバシトビ マエカケカザリドリ
オジロトビ ルリカザリドリ
コバシバト サカツラハグロドリ
ケアシスズメバト イエミソサザイ
ミドリインコ シマバラマユミソサザイ
ムジボウシインコ ルリミツドリ
ホトトギス キボウシスミレフウキンチョウ
リスカッコウ ヤシフウキンチョウ
コビトユミハチドリ ソライロフウキンチョウ
オグロキヌバネドリ ミナミコシアカフウキンチョウ
ミドリキヌバネドリ セアカフウキンチョウ
アオハシキヌバネドリ クロフウキンチョウ
ハグロキヌバネドリ カンムリフウキンチョウ
ヒメキヌバネドリ マミジロイカル
ヒロハシハチクイモドキ クロルリノジコ
オオミドリヤマセミ キバラヒメウソ
クビワヤマセミ ウスズミシトド
シボリズキンゴシキドリ キマユヒメウソ
サンショクキムネオオハシ キガタムクドリモドキ
ニショクキムネオオハシ ハグロムクドリモドキ
ムナグロルリサンジャク アカボウシムクドリモドキ
ムナフチュウハシ クロツリスドリ
ホオグロミヤビゲラ キゴシツリスドリ
ハナジロエボシゲラ カンムリオオツリスドリ
ズアカエボシゲラ クリガシラツリスドリ
シロビタイシマセゲラ ムネアカマキバドリ
コオニキバシリ オオコウウチョウ
ビオニキバシリ ハイガシラヒメシャクケイ
シロボシオニキバシリ ハイムネムラサキツバメ
キノドオニキバシリ グリーンイグアナ
